初めての海外旅行。
日本にはない景色や観光名所を見るのはもちろんのこと、その国の文化や空気、街並みなども楽しむことができるのが醍醐味。
とはいえ、不安いっぱいという方がほとんどだと思います。
何から始めたらいいのか分からない状態という方も多いのではないでしょうか。
初めての海外旅行へ行きたいけど、何から準備したらいいの?
何から始めたらいいのか分からない!!
今回はこのような悩みをお持ちの方にぜひ読んでいただきたい記事です。
この記事を書いている私はヨーロッパ諸国を中心に海外旅行に毎年行っています。
STEP1 パスポートを取得する、更新を行う
まず初めに、パスポートの取得を行いましょう。
本当に行くかどうかまだ決めていないという方も、手始めにパスポートの取得をすることをおすすめします。
なぜなら、パスポートの発行には思いのほか時間がかかるためです。
具体的な手順
【必要書類】
・一般旅券発給申請書 1通
・戸籍謄本(全部事項証明) 1通
・住民票の写し 1通
・写真 1枚
※規格サイズやコンタクトレンズの色など制限があるので要確認。
・写真 1枚 ※規格サイズやコンタクトレンズの色など制限があるので要確認。
・申請者本人を確認できる書類(1点または2点)
※提出する種類によって1枚か2枚か決まっています。
※念の為、お住まいの都道府県のサイトにて必要な書類は必ずご確認ください。
特に代理で申請される場合は、必要な書類が追加されていますので、外務省や市町村のサイト
を確認をしましょう。
【申請場所】
都道府県にあるパスポート申請窓口でパスポートの発行申請を行います。
申請のために必要な書類は以下のようなものです。
※「住民登録がある市町でしか申請できない」「住民登録がない市町でも申請できる」など
都道府県ごとに差もあるので、申請先もしっかりと確認しましょう。
【受け取り方法】
パスポートの受け取りは必ず本人が交付窓口を訪れて行います。
その際には、必要なものは以下のものです。
2025年3月24日より、旅券の偽造等への対策として「2025年旅券」が発行されます。
〈主な変更ポイント〉
- 現在は都道府県旅券事務所等で旅券を作成・交付しています。
しかし、「2025年旅券」は国立印刷局で集中的に作成することとなります。
→より一層申請から交付までの期間が長くなるため、早めの申請が必要 - オンライン申請ができるようになります。
新規も更新もどちらの場合でも可能となる。(マイナンバーカードが必要なようです) - オンライン申請の場合は、手数料が窓口より安くなる。
・申請したときの受領証
・手数料
申請時に説明があるはずですので忘れず、持参しましょう。
STEP2 時期を決める
次に、海外旅行に行く時期を決めましょう。
時期決定のポイントは3つ
Point1:平日の出発・到着を狙う
GW、お盆、シルバーウィーク、年末年始とさまざまな長期休暇があります。
しかし、上記シーズンは国内旅行と同様にハイシーズンに当たるので、費用が高くなってしまいます。
そのため、有給休暇などを活用し、平日の出発、到着を狙うのがおすすめです。
Point2:渡航先のベストシーズンを確認する
また、訪れる国によっておすすめの時期も異なります。
その国のベストシーズンに訪れるとGW等でなくても費用が高くなってしまいます。
そのため、渡航先のベストシーズンもしっかりと把握した上で、「観光のしやすさや景観を優先し、おすすめの時期に訪れるのか」「費用をおさえることを優先し、おすすめの時期をずらして訪れるのか」を検討することをおすすめします。
Point3:泊数を検討する
さらに大切なのが日程の計画です。
ヨーロッパのように日本から距離のある地域の国はフライト時間も長い上、時差も大きいので滞在期間を長めにしておく必要があります。
反対に、韓国や中国といった日本の近隣の国であればフライト時間もかなり短くて済むので、滞在期間もそれほど長くなくても楽しむことができます。
余裕を持って滞在できる日数があるかどうか検討することが大切です。
STEP3 渡航先を決める
次は、渡航先を決めましょう。
渡航先決定の際には、時期や宿泊場所の状況、飛行機の接続など様々な状況によって理想通りの日程で組めないこともあります。
そのため、いくつか候補の国を挙げておき、理想の日程で行ける国を決定しておくとよいでしょう。
治安や安全性のチェックを行う
渡航先を決めるときに1番にチェックしたいのが、治安や安全性です。
社会情勢は、日々変化しています。
なんとなく安全だと感じている国でも、現在は情勢が安定がしていないということもよくあることです。
そのため、外務省のサイトなどで最新の情報を確認することが極めて大切です。
渡航時期・気候の確認を行う
STEP1とも重複してきますが、渡航時期や気候の確認を行いましょう。
渡航時期の決め方には2種類あります。
「休暇の決定→それに合わせた渡航先の決定」
「渡航先の決定→それに合わせた休暇の取得」
可能であれば、後者の手順で渡航先を決定することをおすすめします。
なかなか、後者の手順で休暇を取得することは難しいかもしれませんが、後者の手順であれば渡航先のベストシーズンにあわせて渡航することが可能になります。
- 東南アジア(インドネシア、タイ、シンガポールなど)
乾季に訪れるのがおすすめ
地域によって気候の差があるので、各国の時期をチェック
- ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツなど)
春・秋がおすすめ
冬は寒さが厳しいので、防寒が必須
EU圏内であれば移動が楽
渡航経路の確認を行う
次は渡航経路の確認を行いましょう。
日本から渡航先まで直行便が出ている国もあれば、乗り継ぎがかなり必要な国までさまざまです。
また、到着都市から渡航国の国内線を乗り継がなければ、行きたい都市にいけないということもあります。
「初めて海外に行く」という方には、直行便が出ている国がおすすめです。合わせて、到着の都市に行きたい場所が集まっていればなおよしです。
また、韓国などであれば日本の地方空港から直行便がでていることもあります。
しかし、ほとんどの国へは、成田国際空港、羽田国際空港、関西国際空港などの大きな国際空港まで移動する必要もあります。
そのため、地方都市にお住まいの方は大きな国際空港までの経路、所要時間チェックも必須です。
物価の確認を行う
次は、物価の確認を行いましょう。
海外旅行中はあらゆることに費用がかかります。
宿泊費、交通費、食費、観光施設の入場料等はもちろんのこと、飲料水を購入する必要がある国や、チップなどの文化が存在する国では予想よりも費用が嵩むことが想定されます。
キッチン付きのホテルに宿泊し、自炊を行うという方法も費用を抑えるという面では効果的ですが、初めての海外旅行では、ハードルが高くなるためあまりおすすめができません。
そのため、以下の点について調べておくと良いでしょう。
- 航空券+ホテルの相場を調べる
- 現地の物価を調べる
予算感をしっかりともち、安心して観光ができるようにしておきましょう。
入国に必要なものについて確認しておく
渡航先を決める際に合わせて、「パスポートの残存期間」「入国にビザが必要かどうか」を確認しておきましょう。
パスポートの残存期間
特に知らない方が多いのが「パスポートの残存期間」についてです。
各国には、「パスポートの残存期間が何ヶ月残っていないと入国を認められない」というルールが決まっていることが多く、その条件を満たしていない場合、「入国が認められない」「そもそも飛行機に搭乗ができない」といったことが起こります。
観光ビザについて
ショートステイであれば、観光ビザの取得が不要な国も多いですが、どんなに短い期間であっても観光ビザが必要という国もあります。
最近は、アプリを使ってオンラインで観光ビザを発行できる国がほとんどですが、認証までに時間がかかったり、アプリの精度によってはなかなか情報を読み取ってくれず、やり直しを何度も行わなければならないといったこともあります。
そのため、観光ビザの申請についても渡航前に余裕をもって行っておくことが大切です。
せっかく時間をかけて準備を行っていても、渡航できなかったといったことがないよう渡航先の入国に関する情報はしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
初めての海外旅行は、分からないことだらけで不安に感じるかもしれません。
ですが、事前にしっかり情報収集をしておけば、スムーズに準備を進められます。
今回お伝えしたように、まずは パスポートの取得や更新 を確認し、旅行の時期や行き先を決めることが大切です。
特に 渡航先の治安や気候、ビザの有無 などは、早めにチェックしておきましょう。
しっかり準備をしておけば、海外旅行はきっと素晴らしい体験になります!
次回の記事では、 航空券や宿泊先の予約方法 について詳しく解説します。
旅行の計画をさらに進めるために、ぜひチェックしてみてください。
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